遠洲流茶道の神髄(奥義、本質)は、”綺麗さび”と称される茶道体系を430年前に創り上げたことです。わび・さびの精神に‹美しさ・明るさ・豊かさ・みやび›を加え、品格のある客観的な美を表現したもので、「思いやり」「もてなし」の心を大切にする今日の茶道の基礎となっています。
流祖は、江戸初期の大名茶人で、徳川将軍家の茶道指南役だけでなく、建築・作庭や和文化の総合芸術家としても、また、のちに後水尾天皇を中心とする”宮廷の寛永のサロン”と称された文芸交流の場でも立役者として活躍した‹‹小堀遠州››公です。
以来430年の間、日本を代表し、格式ある大名茶道として受け継がれ”綺麗さび”という洗練し昇華された魅力溢れる”茶の湯の宇宙”を寸部違わず今に伝えています。
また、流祖は、福岡藩主黒田忠之公との親交も深く、有名な”博多文琳”茶入との関わりも含め、高取焼の指導を直接行うなど福岡の地でも大きな功績を残しています。
稽古照今(古をかんがえて今に照らす)、先人が築き上げた伝統を正しく受け継ぎ、現代に活かし、新しい創造を加え、時代とともに発展していく茶道と、その心を育んでいきます。現在の家元は、十三世小堀宗実家元です。