表千家不白流は、川上不白を流祖として270余年の歴史を持ち、関東地区を中心に活動しています。江戸中期に京都中心であった茶の文化を江戸にも広めるべく、表干家七世如心斎が高弟の川上不白を江戸に向かわせた殊に始まります。
以後、代々の宗匠が受け継ぎ、住居が江戸の浜町にあったことから<<浜町派>>と呼ばれ、明冶・大正期には錚々たる文化人たちの集う茶の道場であったこともでも知られています。
また、江戸時代には各大名家とのつながりも深く、福岡においては久留米の有馬藩の茶頭を、代々の宗匠が務めたことにより、武士階級のみならず一般の市民にまで脈々と伝わり現在に至っています。
一碗是道場。現在の家元八世宗順宗匠が大切にしている言葉の一つです。身も心も清め、澄み切った雲一つない青空のような気持ちで一服の茶をたて、客をもてなす、主客ともに相和することによる茶の道を説いておられます。